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個人事業主と法人(マイクロ法人)の違い 比較表

税金・社会保険・控除・コストの違いを、令和8年度(2026年度)・東京の公式数値で比較します。

令和8年度・東京・公式一次ソース準拠
編集:法人成りシミュレーション編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

個人事業主と法人(マイクロ法人)は、税金のかかり方・社会保険・使える控除・コストがそれぞれ違います。どこがどう違うのかを比較表で整理し、最後に判断の軸をまとめます。

税金の違い

項目個人事業主法人(マイクロ法人)
所得・利益にかかる税所得税(5〜45%の累進)、住民税、対象業種の個人事業税一定の中小法人の国税は年800万円以下15%・超過分23.2%。別に法人住民税・法人事業税等
事業税個人事業税(法定70業種・3〜5%・290万円控除)法人事業税+特別法人事業税
赤字のとき所得税は生じない場合があるが、住民税の均等割、消費税、資産への税等は別判定法人税は生じない場合があるが、法人住民税の均等割(東京23区の最小区分は年7万円)等は別判定
欠損金の繰越3年(青色)10年

国税の所得税率と法人税率だけでは比較できません。本人と法人の住民税・事業税、社会保険、固定費、本人へ資金を移す際の課税まで同じ範囲で比べます。

社会保険の違い

項目個人事業主法人(マイクロ法人)
加入制度個人の状況に応じて国民健康保険・国民年金等法人事業所は原則として適用事業所。本人の被保険者資格は勤務実態等で判定
保険料の決まり方国保は自治体・前年所得・世帯等、国民年金は年度の定額健康保険・厚生年金は標準報酬月額等。本人負担と会社負担がある
東京の例(令和8年度)新宿区は40歳未満の所得割合計10.58%・上限95.7万円。国民年金は月17,920円協会けんぽ東京の健康保険9.85%、厚生年金18.3%等を原則労使折半

役員報酬を変えると標準報酬月額だけでなく、本人の所得税・住民税、会社の利益と税、将来の厚生年金額も変わります。本人・会社の保険料だけを下げる目的で決めず、資格と税を含む同じ範囲で比較します。 ▶ 社会保険料が変わる仕組み

退職後に法人の役員だけになる場合の健康保険は、退職後の健康保険シミュレーターで任意継続と国民健康保険を比較できます。

従業員を雇っている個人事業所には別の論点があります。現在は常時5人以上を雇用していても、法律で定める17業種(製造業・建設業等)以外(農業・宿泊業・飲食サービス業等)は健康保険・厚生年金の強制適用外です。この業種要件は令和11年(2029年)10月1日に撤廃され、業種を問わず常時5人以上の個人事業所は強制適用対象になります(施行時点で既に存在する事業所は、経過措置として当分の間適用除外が継続されます)。

控除・経費の違い

項目個人事業主法人(マイクロ法人)
自分への報酬事業所得(給与所得控除なし/青色申告特別控除は最大65万円)役員報酬は給与所得(給与所得控除 最低74万円)
使える経費事業の経費役員社宅・役員退職金・出張日当など、法人ならではの制度も

役員報酬は会社側の損金算入要件と、本人側の給与所得課税を分けて確認します。会社に残った税引後資金は会社所有で、本人の手取りではありません。 ▶ 法人で経費にできるもの

役員退職金として将来受け取る場合の試算は退職金シミュレーターで確認できます。

コスト・手間の違い

項目個人事業主法人(マイクロ法人)
開業・設立税務上の開業届自体に手数料はない合同会社の登録免許税は最低6万円。株式会社は最低15万円で定款認証等も必要
決算・申告確定申告(自分でも可能)法人決算・申告は複雑で、税理士費用がかかるのが一般的
お金の自由度事業のお金をそのまま使える法人のお金は会社のもの。役員報酬・配当・退職金で受け取る

比較するときの判断軸

当サイトの限定試算では、東京・単身・40歳未満・青色申告65万円・この法人以外に給与と社会保険加入先なし・個人事業税5%仮定で、個人本人の手取りと法人側合計が年間利益約450万円で交差します。法人側合計には会社所有・出口課税前の内部留保が含まれるため、本人手取りの損益分岐や法人化の有利不利を示しません。

会社員の副業法人は、本業給与との所得税合算と二以上事業所勤務の計算が必要で、この比較の対象外です。消費税、家族構成、会社維持費、本人への資金移動も別に確認します。

法人成りのメリット・損益分岐・手順まで全体像を確認したい場合は法人成り(法人化)完全ガイドを参照してください。

限定条件で個人と法人側を比較する

年間利益・所在地・年齢・個人事業税率を入れて、個人本人の手取りと、法人側の本人手取り・会社所有内部留保を分けて確認できます。

公式情報

本記事について。税理士監修前のプロトタイプによる概算です。自治体・加入制度・会社形態・事業年度等で負担は変わります。実際の判断は税理士・年金事務所等へご確認ください。