協会けんぽの保険料額表の見方|令和8年度・東京の等級と折半額
協会けんぽが公表している保険料額表で、報酬月額から等級を探し、健康保険・介護保険・子ども・子育て支援金・厚生年金の保険料と折半額を読み取る手順を、令和8年度の東京支部の表で整理します。
2026年時点の制度協会けんぽの保険料額表は、報酬月額の欄で自分の給与がどの行に当たるかを探し、同じ行の「折半額」を読むだけで、会社と本人それぞれの保険料が分かる表です。保険料率の計算は不要です。
この記事は令和8年度(令和8年3月分から)の東京支部の表で読み方を説明します。都道府県ごとの料率の差は協会けんぽの保険料率(令和8年度)47都道府県一覧で扱っています。
表の列の意味
令和8年度の東京支部の表には、次の列があります。料率は表の見出しに書かれています。
| 列 | 料率(東京支部) | だれの保険料か |
|---|---|---|
| 健康保険料(介護保険第2号被保険者に該当しない場合) | 9.85% | 40歳未満の人と65歳以上の人 |
| 健康保険料+介護保険料(該当する場合) | 11.47% | 40歳から64歳までの人 |
| 子ども・子育て支援金 | 0.23% | 令和8年4月分(5月納付分)から納付 |
| 厚生年金保険料 | 18.300% | 厚生年金基金に加入していない人 |
11.47%は、健康保険料率9.85%に介護保険料率1.62%を足した率です。各列に「全額」と「折半額」があり、折半額が本人の負担分、全額と折半額の差が会社の負担分です。
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等級を探して保険料を読む手順
- 給与の月額(報酬月額)が、「円以上〜円未満」の幅のどの行に入るかを探します。
- その行の「標準報酬月額」と等級が決まります。保険料は実際の給与額ではなく、この標準報酬月額に料率を掛けた額です。
- 同じ行の、自分に当てはまる列(介護保険の該当・非該当)の折半額を読みます。
- 子ども・子育て支援金と厚生年金保険料も、同じ行の列から読みます。
等級は、健康保険が1等級(標準報酬月額5万8,000円)から50等級(139万円)までです。厚生年金保険は、表の等級欄のかっこ内の数字で、1等級(8万8,000円)から32等級(65万円)までです。
読み取りの例(3つの給与)
令和8年度の東京支部の表から、40歳未満の人が読み取る例です。介護保険は含みません。
| 報酬月額 | 等級(厚生年金の等級) | 標準報酬月額 | 健康保険料の折半額 | 子ども・子育て支援金の折半額 | 厚生年金保険料の折半額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 20万円 | 17(14) | 20万円 | 9,850円 | 230円 | 18,300円 |
| 28万円 | 21(18) | 28万円 | 13,790円 | 322円 | 25,620円 |
| 41万円 | 27(24) | 41万円 | 20,192.5円 | 471.5円 | 37,515円 |
20万円の場合、報酬月額の幅は「19万5,000円以上21万円未満」で、等級17に当たります。標準報酬月額は20万円です。
28万円は「27万円以上29万円未満」で等級21、41万円は「39万5,000円以上42万5,000円未満」で等級27です。報酬月額が28万円ちょうどでなくても、同じ幅に入れば同じ標準報酬月額になります。
40歳から64歳の人は、健康保険の列が介護保険を含む列に変わります。28万円の場合、折半額は健康保険と介護保険で1万6,058円です。
読み替えが必要な行と端数処理
表の下の注記に、読み替えの決まりがあります。
- 厚生年金保険の等級は、表のかっこ内の数字です。
- 4(1)等級の報酬月額は、厚生年金保険では「9万3,000円未満」と読み替えます。
- 35(32)等級の報酬月額は、厚生年金保険では「63万5,000円以上」と読み替えます。
- 健康保険だけの等級1から3は、厚生年金保険の欄が空欄です。
折半額に円未満の端数が出る場合は、給与から本人負担分を差し引くときと、本人が現金で会社に支払うときで、50銭の扱いが違います。
- 給与から控除する場合:端数が50銭以下なら切り捨て、50銭を超えるなら切り上げて1円
- 本人が現金で事業主に支払う場合:端数が50銭未満なら切り捨て、50銭以上なら切り上げて1円
ただし、会社と本人の間に特約があるときは、特約に基づく端数処理もできます。会社が納める納入告知書の保険料額は、被保険者ごとの保険料額を合算し、円未満を切り捨てた額です。
賞与の保険料と上限
賞与にかかる保険料は、賞与額から1,000円未満を切り捨てた標準賞与額に保険料率を掛けて求めます。月の給与のように等級で読む表ではありません。
標準賞与額の上限は、次のとおりです。
- 健康保険・介護保険・子ども・子育て支援金:年間573万円(毎年4月1日から翌年3月31日までの累計)
- 厚生年金保険と子ども・子育て拠出金:月間150万円
会社だけが負担する子ども・子育て拠出金(拠出金率0.36%)は、この表の折半額には含まれません。被保険者の負担はありません。
表の数字は料率が変わると改定されます。実際の手続きでは、加入している都道府県の最新の保険料額表を協会けんぽのサイトで確認してください。
次に読む
公式一次情報
- 全国健康保険協会「令和8年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表」東京支部(等級・料率・折半額、読み替え、端数処理、賞与の上限)
- 全国健康保険協会「令和8年度保険料額表」(都道府県別の保険料額表の入口)

