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個人事業主の手取りを見直す5つの軸|税・社会保険・法人化

経費・青色申告、所得控除、社会保険、法人化、消費税を、支出・資金拘束・所有の違いまで分けて整理します。

総合ガイド
編集:法人成りシミュレーション編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

税や社会保険の負担だけを減らしても、掛金・寄附・会社維持費などの支出がそれ以上に増えれば、今使える手取りは増えません。①必要経費と青色申告、②所得控除、③社会保険、④法人化、⑤消費税・インボイスを、同じ期間と金額範囲で確認します。

それぞれの要点と、詳しい解説・試算ツールへの入口をまとめます。まず自分の利益でおおよそいくら払うかは、利益別の税金早見表で確認できます。

所得を正しく下げる(経費・青色申告)

事業に直接必要な支出を証拠とともに必要経費へ計上し、要件を満たす場合は青色申告特別控除を適用します。65万円控除には複式簿記等に加えて期限内e-Tax申告または優良な電子帳簿保存等が必要です。

不要な支出を増やすと、通常は支出額の方が税の減少額より大きくなります。経費は「節税のために使うお金」ではなく、事業に必要な既存支出を正しく記録するものです。国保への影響は自治体の算定方法で確認します。

受け取った補助金・助成金は、原則として収入に計上する必要がある点にも注意します。

確定申告の税額試算で、青色・白色別の手取り差を確認できます。

所得控除で節税する(共済・iDeCo・ふるさと納税)

小規模企業共済とiDeCoの支払掛金は小規模企業共済等掛金控除の対象ですが、税の減少額と、今使える現金が減る掛金額は別です。小規模企業共済は任意解約の時期で元本割れがあり、iDeCoは原則として老齢給付金の受給年齢まで引き出せず、手数料・運用損の可能性があります。

ふるさと納税は自治体への寄附で、上限内なら寄附額のうち2,000円を超える部分について所得税・住民税の控除を受けられる仕組みです。返礼品や控除上限を含めても、所得を生む「節税額」とは分けて扱います。

節税シミュレーターで、共済・iDeCo・ふるさと納税の節税額をまとめて試算できます。

社会保険を見直す(国保・退職後)

国民健康保険料は自治体、前年所得、年齢、世帯等で変わります。国保組合は対象業種・地域・加入資格・家族分の保険料があり、定額だから安いとは限りません。退職後の任意継続も、申出期限、扶養、前年所得、給付内容を含めて同じ年度で比較します。

退職後の健康保険シミュレーターで、任意継続と国保を比較できます。

法人化する(マイクロ法人)

法人化では、個人本人の所得税・住民税、法人税・地方税、本人と会社の社会保険料、維持費を同じ範囲で比較します。会社に残る税引後資金は会社所有で、本人が今使える手取りではありません。

当サイトで約450万円となるのは、東京・単身・40歳未満・青色申告65万円・個人事業税5%・この法人以外に給与と社会保険加入先なし等の限定条件で、個人本人の手取りと法人側合計が交差する参考値です。会社員の副業法人は本業給与の所得税合算と二以上事業所勤務が必要で対象外です。

法人化シミュレーターで、個人本人、法人側本人、会社所有内部留保を分けて確認できます。

消費税・インボイスを判断する

消費税は当年売上だけでなく、基準期間・特定期間、課税事業者の選択、インボイス登録等で納税義務を判定します。売上1,000万円に近いという理由だけで登録や法人化を決めません。

インボイス登録時の概算で、登録した場合の消費税と前提を確認できます。

まとめ:どこから手をつける?

  • ①記録と申告:既存の必要経費を証拠とともに計上し、青色申告の要件を満たす。
  • ②資金拘束:共済・iDeCoの掛金、税の減少、受取時の課税を別々に確認する。
  • ③加入制度:国保・国保組合・任意継続の資格と本人・家族負担を比較する。
  • ④所有区分:法人化は本人手取りと会社所有資金を分け、地方税・社保・固定費・出口課税も確認する。
  • ⑤納税義務:消費税・インボイスは基準期間、特定期間、登録要否から判断する。

まず確定申告の税額試算で税の概算を確認し、掛金・寄附・保険料・会社維持費を差し引いた現金残高を別に作ります。法人化はシミュレーターの対応範囲と対象外条件を確認してください。判断が複雑になってきたら税理士に依頼するタイミングも検討しましょう。

公式情報

本記事について。税理士監修前の概説です。試算ツールはすべての所得控除、自治体差、加入資格、将来給付、出口課税を判定しません。実際の判断は税理士・社会保険の窓口等へご確認ください。